2010年10月31日日曜日

黄梅院のシュウメイギク (投稿)

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シュウメイギク  黄梅院(円覚寺)

louluさんからシュウメイギクの写真をいただきました。
群生する姿も美しいですが、
1輪だけの楚々としたたたずまいも良いものですね。
本来の花色は赤系だとされますが、
いまでは白も数多く見られます。


louluさんのコメント
黄梅院ではシュウメイギクが花盛りでした。
濃いピンクの八重のものもありました。

黄梅院のミカエリソウ

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ミカエリソウ  黄梅院(円覚寺)
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ミカエリソウ  東慶寺

葉で想像がつくように、ミカエリソウはシソ科の植物です。
花の美しさに思わず振り返って見るというのが名の由来ですが、
おそらくは花のひとつひとつではなく、
まとまった株の丹精な佇まいを指して付けられたように思えます。
シソ科のなかでは珍しい木本。ただし樹高は1mほどしかありません。
黄梅院でも東慶寺でも、控えめな場所取りが印象的でした。

2010年10月30日土曜日

松嶺院のダイモンジソウ(投稿)

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ダイモンジソウ  松嶺院(円覚寺)

louluさんからダイモンジソウの写真が届きました。
その形状が名の由来となったもので、シロバナが一般的です。
写真は園芸品種のアカバナダイモンジソウではないでしょうか。

ダイモンジソウはイワブキとも呼ばれます。
フキに似た葉をつけ、岩場に自生するのが理由ですが、
その名の通り、若い葉は食材としても知られます。

louluさんのコメント
渋い赤色が秋らしいですが、近くにピンク色のものもありました。

山ノ内のイヌタデ

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イヌタデ  山ノ内界隈

イヌタデの花を摘んで器に盛り、アカマンマと呼んだ記憶はありませんか?
日本各地によく見られる植物で、鎌倉でも例外ではありません。
住宅街の空き地や山の麓でふつうに見られます。

サクラタデのところにも書いたようにタデ科には花弁がなく、
萼がその代わりをしているので、色味の変化も少なく、
いつもピンク色をしているように見えます。

2010年10月29日金曜日

大巧寺のシュウメイギク

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シュウメイギク  大巧寺
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シュウメイギク  黄梅院(円覚寺)

シュウメイギクの季節となりましたね。
鎌倉では白花を中心にピンクや淡紅色の花が咲き乱れています。

シュウメイギクはキクの名前こそありますが、キンポウゲ科アネモネ属の
植物です。花に見えるのはがく片で、花(花冠)はありません。
寺社の花として好まれるのは、花の周囲に大きな葉がなく、
すっきりとした形をしているからでしょうか。

黄梅院のシュウメイギク

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シュウメイギク  黄梅院(円覚寺)

円覚寺黄梅院ではピンクのシュウメイギクが満開です。
この時期の赤系のシュウメイギクは八重が多い気がします。

アネモネの仲間だけあって花の作りは良く似ています。
中央の緑色部分は雄しべ、それを取り囲む黄色い部分は雌しべです。
花が終わると綿毛を作り、そのなかにある種子とともに飛ばします。

2010年10月28日木曜日

東慶寺のシロバナサクラタデ

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シロバナサクラタデ  東慶寺
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シロバナサクラタデ  東慶寺

louluさんの写真には松嶺院のシロバナサクラタデがありましたが、
東慶寺でも咲いています。写真は雄しべの発達した雄花。
雌花は中央の雌しべが雄しべよりも長くなります。

シロバナサクラタデはサクラタデと異なり、
花が全開しないのが特徴ですが、
花弁に見えるところは実は萼。
シロバナサクラタデに限らず、
タデの仲間は花弁が消失していて、
萼がその役割を果たします。

2010年10月27日水曜日

東慶寺のカシワバアジサイ

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カシワバアジサイ  東慶寺

初夏のアジサイの季節に咲くカシワバアジサイは、
穂状の花序を持つ、アジサイのなかでは少し変わった形状で知られます。
原産地は北米ですが、日本には明治時代に入って来ました。

カシワバアジサイは秋の紅葉も美しく、訪れる人を和ませてくれます。
葉の形を見るとわかるように、
カシワの葉に良く似ていることが和名の由来です。
グラデーションのついた葉の集合が、
タペストリーのような美しさをかもし出していますね。

2010年10月26日火曜日

松嶺院のシモバシラ

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シモバシラ  松嶺院(円覚寺)

松嶺院の片隅に植えられたシモバシラは、シソ科の植物です。
植物事典によれば草丈はせいぜい70cmほどだそうですが、
松嶺院にあるものは1mを超えます。
茎の片面にだけに花を縦につける様子がシモバシラのように見えるのが
名の由来だと思っていまいたが、冬が到来し、氷点下に下がったときに、
霜柱が茎を覆うというのが正しい由来でした。
花期は9月から10月までですから、そろそろ盛りを過ぎましたね。

2010年10月25日月曜日

宝戒寺のヒガンバナ

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ヒガンバナ  宝戒寺

10月になれば消えてしまうはずのヒガンバナが、
まだところによっては咲いています。
この夏の猛暑で花のサイクルが少し狂ってしまったのでしょうか。

白いヒガンバナ(シロバナマンジュシャゲ)は
赤いヒガンバナと黄色のショウキズイセンとの自然交配種。
赤と黄から白が生まれるというところがおもしろいですね。

2010年10月24日日曜日

松嶺院のトレニア(投稿)

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トレニア  松嶺院(円覚寺)

ロウルさんから松嶺院のトレニアの写真もいただきました。
ナツスミレとも呼ばれるように、ビオラのイメージが強いものの、
ゴマノハグサ科の植物です。ハナウリグサという名もありますが、
一般にはトレニアとしか呼ばれないようです。

louluさんのコメント
松嶺院のお遍路路出口近くの路沿いに咲いていました。
青色が浮き出るように綺麗でした。

松嶺院のトレニア

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トレニア  松嶺院(円覚寺)

鎌倉ではずいぶんトレニアを見ることが多くなりましたと以前に
書きましたが、肝腎の写真を掲載していませんでした。
今回、louluさんが投稿してくださったので、
同じ場所を少し高いところから俯瞰した写真をわたしの方からも
掲載させていただきました。

花は写真のような紫系が主流ですが、ピンクや白、赤色もそれなりに目にします。
黄色種もあるようですが、まだ見たことはありません。

2010年10月23日土曜日

松嶺院のワレモコウ(投稿)

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ワレモコウ  松嶺院(円覚寺)

louluさんから松嶺院のワレモコウの写真を送っていただきました。
(シロバナ)サクラタデがワレモコウの渋い赤を引き立てています。
外見からはイメージしにくいですが、ワレモコウはバラ科です。
学名には「血を吸収する」という意味がありますが、
これは根に止血効果のある成分が含まれていることに由来します。

和名の由来はさまざまで、控えめな姿に、「われもこうありたい」と
つけたとか、色味が微妙に変化するため、「吾も亦紅なると」という
高浜虚子の歌に由来するなど諸説ありますが、
モッコウバラの「木香」に、「日本の」を意味する「我」が付いたもの
というのが正しいようです。ただし香りはありません。

園芸植物としての人気も高く、
関東以西で栽培され、夏の終わりには収穫がはじまります。

louluさんのコメント
朝の光を受けてサクラダテが輝いていました。
手前にはワレモコウがあり、日本の秋を感じさせてくれました。
風の止むのを待って撮りました。

東慶寺のダンギク

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ダンギク  東慶寺

この時期の東慶寺ではダンギクを鑑賞できます。
キクの名前は付いていますが、
ランタナや、先に紹介したカリガネソウなどと同じクマツヅラ科の
植物なのですが、現在はシソ科に属するようです。
葉がキクに良く似ていることから名づけられたもので、
中国や日本では漢方薬の原料として用いられてきました。

今回は長球を持っていかなかったので、少し離れた位置からの撮影と
なってしまいました。レンズの重さを言い訳にしてはいけませんね。

2010年10月22日金曜日

東慶寺のタカサゴフヨウ

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タカサゴフヨウ  東慶寺

写真は東慶寺の山門脇に植えられたタカサゴフヨウです。
この名よりヤノネボンテンカという名前の方が知られているかもしれません。
ハイビスカスやフヨウと同じアオイ科の植物で、
小振りですが、形はよく似ています。
異なる点は寒さに強いこと。これから紅葉が始まるシーズンまで
アオイ科のトリを飾るように咲き続けます。

タカサゴフヨウは枝にまばらに花をつける小木ですが、
蕾は結構多く付いています。
これらの大半は開かぬままに一生を終えるものの、
蕾のなかで自家受粉し、子孫を残すことができます。
このような仕組みの花を閉鎖花と言います。

2010年10月21日木曜日

扇ガ谷のコムラサキシキブ

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コムラサキシキブ  扇ガ谷

コムラサキシキブはムラサキシキブの亜種と言われます。
ムラサキシキブは葉の先端3分の2ほどに鋸歯が見られるのに対し、
コムラサキシキブは2分の1程度であるとか、
ムラサキシキブの方が葉や実が大きく、枝が垂れると言われます。
ムラサキシキブは花が(おおよそ)葉腋から出るのに対し、
コムラサキシキブは葉腋より少し上から出るなどと言われます。

鎌倉の寺社はこうした識別には無関心なのか、
いずれもムラサキシキブと表示することが多いようです。

2010年10月20日水曜日

松嶺院のシロシキブ

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シロシキブ  松嶺院(円覚寺)

コムラサキシキブの白実種と言われますが、
ムラサキシキブの白実種もあります。
実の付き方に違いがあり、両者は分けて考えるべきかなとも思いますが、
もともとコムラサキシキブはムラサキシキブの亜種ですから、
いずれから派生したかはあまり問題はないのかもしれませんね。

秋の訪れ

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すじ雲  山ノ内界隈

頭上を見上げると雲が青空を分断するように走っていました。
すじ雲は秋を感じさせてくれます。
あとひと月もすると、木々が赤や黄に色づいてきますね。

2010年10月19日火曜日

東慶寺のコスモス

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コスモス  東慶寺

メキシコ原産のコスモスには「宇宙(の秩序)」という意味があります。
日本に到来したのは明治中期の頃。
いまではすっかり日本の秋の風景になじんでいます。
写真は東慶寺のもので、白花や暗赤色なども見られます。
花の群落を撮るのはむつかしいですが、
コスモスほど、群落の似合う花もまたありませんよね。

2010年10月18日月曜日

松嶺院のジュウガツザクラ

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ジュウガツザクラ  松嶺院(円覚寺)
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ジュウガツザクラ  松嶺院(円覚寺)

松嶺院の墓地との境に植えられたジュウガツザクラに花がつきました。
全体の3分の1ほどがこの時期に花をつけ、残りは春咲きという珍しいサクラです。
フユザクラとも呼ばれるようですが、厳密には異なります。
というのも、フユザクラは一重ですが、ジュウガツザクラは八重咲きだからです。
ジュウガツザクラの秋の花は春咲きの花より小振りで、
枝先に疎らに咲くのですが、控えめな感じがよく似合います。
鎌倉では瑞泉寺のジュウガツザクラが知られます。

2010年10月17日日曜日

松嶺院のカリガネソウ

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カリガネソウ  松嶺院(円覚寺)

円覚寺松嶺院にカリガネソウがありました。
カリガネは「雁が音(雁金)」と書き、雁の鳴き声を指します。
花の形態は雁に似ているとは言いがたく、
別名のホカケソウ(帆掛草)の方がしっくり来るかもしれません。
見た目は優雅ですが、花には強い臭気があります。

2010年10月16日土曜日

妙伝寺のハゼラン

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ハゼラン  妙伝寺

妙伝寺の山門前にハゼランの小さな群落がありました。
夕刻の迫る頃で、赤やピンク、オレンジ色など、さまざまな色合いの実が
西日に染まって宝石のように輝いていました。
花も小振りですが、小さな実のなかにあってはどうどうとした風格。
小さな世界で、大きな存在感を示していました。

東慶寺のワレモコウ

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ワレモコウ  東慶寺
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ワレモコウ  東慶寺

夕方の、ずいぶんと日が落ちてきた時間帯に東慶寺におじゃましました。
コスモスやミズヒキ、ハギなどに混じってワレモコウが枝を広げていました。

2010年10月15日金曜日

貞宗寺のキンモクセイ(投稿)

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キンモクセイ  貞宗寺

ジオンさんからキンモクセイの写真が送っていただきました。
落下した花が貞宗寺境内をオレンジ色に敷きつめたさまもまた
花の美しさを教えてくれますね。
ウメの名所として知られる同寺ですが、
キンモクセイの頃も目が離せなくなりました。

ジオンさんのコメント
場所は、植木地区にある貞宗寺です。前日に風雨があった為、
翌日の早朝に足を運んでみれば、そこには金色に敷き詰められた
キンモクセイの落花の絨毯が現れていました。

2010年10月14日木曜日

山ノ内のエノコログサ

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エノコログサ  山ノ内界隈

ネコジャラシの名の方がよく知られているエノコログサは、
鎌倉のいたるところで見られます。
逆光を浴びた穂を写すのが定番ともなっていますが、
順光下で、少し明度を押さえて撮ると、
なんとなく力強さを感じさせます。

和名は、穂が犬の子(エノコロ←イヌコロ)の尾に似ていることに由来します。

2010年10月13日水曜日

松嶺院のシナノガキ

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シナノガキ  円覚寺松嶺院

とても小さいですが、見た目はしっかり柿の形をしているシナノガキです。
鎌倉では観賞用としてごく一部に出回る程度ではないでしょうか。
シナノの名は付きますが、長野県には自生していず、
四国、九州、沖縄などに分布するので、別名のリュウキュウマメガキの方が
実態を表しているかもしれませんね。
夏につけるツリガネ状の白い花もなかなかキュートです。

2010年10月12日火曜日

東慶寺のギンモクセイ

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ギンモクセイ  東慶寺

キンモクセイに較べると香りも姿も地味なギンモクセイですが、
キンモクセイはギンモクセイの亜種ですから親木のようなもの。
金と銀が参道の両脇に鎮座する姿は落ち着きを感じさせます。

kunihikoさんの情報では9日の風雨でほとんどが散ってしまったとのことですが
花の儚さはキンモクセイとギンモクセイの魅力をより引き立たせます。
キンモクセイと同じく、ギンモクセイも雌雄異株で、日本には雄株しかありませんから
先に取り上げたヒガンバナと同じく、人の手を必要とします。

東慶寺のキンモクセイ

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キンモクセイ  東慶寺

東慶寺の短い参道の入口には向かって右手にキンモクセイが、
左手にはギンモクセイの木があります。
キンモクセイは周囲の民家にもありますが、
東慶寺のものはかなりの巨樹で、見ごたえがあります。

キンモクセイは雌雄異株で、日本には雄株しかありません。
花に見えるふたつの突起は雄しべ。
まれに不完全な雌しべがつくこともありますが、
受粉することはありませんから、実をつけることはありません。

2010年10月11日月曜日

扇ガ谷のノシラン

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ノシラン  扇ガ谷
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ノシラン  扇ガ谷

ユリ科ジャノヒゲ属のノシランは、野趣あふれる草という言葉がよく似合います。
学名のジャノヒゲとは「蛇の髭」のこと。ギリシャ人は白いひも状のこの植物を
ヘビの髭に喩えたとされますが、ヘビに髭はありませんから、龍なのかもしれませんね。
ジャノヒゲの仲間はいずれも秋に紫色の可愛い実をつけます。

2010年10月10日日曜日

東慶寺のヒガンバナ

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ヒガンバナ  東慶寺

東慶寺山門前の道路脇にヒガンバナが花をつけていました。
ヒガンバナは種子をつけないので、人の手を介さずに
出現することはありませんから
どなたが植えたのだろうと思います。
群落の圧倒されるような赤いカーペットもよいですが、
道端に数株が肩を寄せ合っているような様子も良いものですね。

2010年10月9日土曜日

海蔵寺のホトトギス(投稿)

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キンモクセイ  東慶寺

kunyさんからもう1点、ホトトギスの写真をいただきました。
先月下旬から鎌倉のあちこちでホトトギスの花を見られるようになりました。
実は種類のたいへん多い花で、日本原産の他にも
タイワンホトトギスなど、外来品種も野生化しています。


kunyさんのコメント
ホトトギスの可愛らしい水玉模様の花がようやく盛んに開花し始めました。今年は夏の到来が早かったので、夏の渡り鳥であるホトトギスは随分長く北鎌倉の森に滞在し、その美しい求愛のセレナードを幾夜も幾夜も聞かせてくれました。一方、北鎌倉の初秋を代表するホトトギスの花の方は猛暑のせいか相当に開花が遅れていました。どうにか本格的な開花が始まり、胸をなで下ろしています。

2010年10月8日金曜日

東慶寺のキンモクセイ(投稿)

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キンモクセイ  東慶寺

kunyさんからキンモクセイの写真が送られてきました。
コメントにもありますように、
キンモクセイはたいへん花期の短い花。
香りの良い時期はさらに短いのでいまのうちに楽しみたいですね。

原産地の中国桂林では桂花とも呼ばれ、地名の由来ともなっています。
日本には江戸初期に伝来しました。

kunyさんのコメント
お久しぶりです。北鎌倉界隈のキンモクセイが申し合わせたように一斉に満開になっています。これは東慶寺さんの参道入口のキンモクセイです。今年も綺麗に咲いてくれました。花の命はたいそう短いので、この可憐なオレンジの花がお好きな方はお急ぎ下さい。

扇ガ谷のハギ(投稿)

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ハギ  扇ガ谷

ジオンさんからもう1点、ハギの写真です。
ハギは葉陰にぽつんと咲くのも和を感じさせますが、
こぼれんばかりの花は豪勢ですね。
奥に写る石段が歴史を感じさせます。

2010年10月7日木曜日

海蔵寺のシオン(投稿)

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シオン  海蔵寺

ジオンさんからシオンの写真が届きました。
見上げるような草丈がありながら、
上品な風情のあるシオンは秋の鎌倉に欠かせない花のひとつですよね。
海蔵寺はいまが見頃でしょうか。


宝戒寺のスイフヨウ

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スイフヨウ  宝戒寺

スイフヨウ(酔芙蓉)はフヨウの園芸品種で、
朝に開いた白花は午後になると次第に赤くなり、
夕刻後は赤味が増し、翌朝にはしおれます。
このように赤く変化する様子を酒酔いに喩えたのが名の由来です。

鎌倉でもあちこちで見られますが、
宝戒寺には見上げるように大きなスイフヨウの木があり、
この時期にはハギとともに知られた存在です。

2010年10月6日水曜日

大巧寺のオトコエシ

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オトコエシ  大巧寺
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オトコエシ  大巧寺

オミナエシ(女郎花)と同じオミナエシ科オミナエシ属で、
オミナエシよりも少しサイズが大きく骨太に見えることから
オトコエシ(男郎花)と呼ばれます。
近縁のカノコソウも、鎌倉では比較的よく見かけます。
11月の初旬まで境内で元気に咲いています。

2010年10月5日火曜日

鶴岡八幡宮のヒガンバナ(投稿)

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ヒガンバナ  鶴岡八幡宮
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ヒガンバナ  鶴岡八幡宮

金澤さんからヒガンバナの写真2点が送られてきました。
境内脇の路地を埋め尽くすヒガンバナですが、
ここは比較的訪れる人も少なく、じっくり楽しむにはとても良いスポットです。
金澤さんのコメントにもあるように、今年のヒガンバナはずいぶん開花が遅れましたが、
写真はヒガンバナの深い朱色がとてもよく表れています。

金澤さんのコメント
鶴岡八幡宮の東側です。猛暑の為か例年よりも遅い開花でした。
鮮やかな赤が群生していますのですぐにわかると思います。

宝戒寺のハギ

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ニシキハギ  宝戒寺
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ニシキハギ  宝戒寺

鎌倉で萩寺と言えばやはり宝戒寺。
この時期はスイフヨウと一緒に楽しめます。
お彼岸にはヒガンバナも楽しめるのですが、
今年は少し開花が遅れているようです。

写真はニシキハギの白花種で、
シロバナハギともシラハギとも言われます。
おそらく鎌倉でもっとも多く目にするハギです。

2010年10月4日月曜日

浄智寺のハナトラノオ(投稿)

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ハナトラノオ  浄智寺

ジオンさんからハナトラノオの群生をとらえた作品が届きました。
秋の華やかさと柔らかさを感じさせます。
花は上に下にと、思い思いの咲きかたをしていますが、
手前の前ぼけがそれらをしっかり引き締める役割を果たしていますね。


浄光明寺のハギ(2)

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ハギ  浄光明寺

浄光明寺のハギのなかでもひときわ華やかなのがツクシハギ。
濃ピンクと白の取り合わせの他、ピンク基調の花もあります。

名前の由来は筑紫(福岡県)で最初に見つかったことから。
高さ4m近くにもなるので、さまざまなハギの群落のなかでは
比較的目立つ存在ではないでしょうか。
鎌倉では11月初旬まで花をつけます。

2010年10月3日日曜日

海蔵寺のハギ(投稿)

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ハギ  海蔵寺

屋代さんからもう1点、海蔵寺のハギの写真が投稿されました。
海蔵寺の門前を埋め尽くすように枝を広げるハギは
山門の階段を埋め尽くし、参詣者はそれをかいくぐるようにして
境内に入ります。秋の訪れを感じさせる毎年の風景ですが、
作品はその様子がとてもよく表れています。

屋代さんのコメント
海蔵寺の萩は、石段を覆うように見事に咲いています。
雨の中、しっとりとした雰囲気で撮影しました。。