2010年7月31日土曜日

長谷寺の竹林(投稿)

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タケ  長谷寺

長谷寺の竹林の写真が投稿されました。
色味が爽やかで一時、夏の暑さを忘れそうですね。

eokunoさんのコメント
アジサイの季節が終わる頃の写真です。竹とアジサイとお寺と...(7/13)


※長期不在にしており滞在先からのアップのため、
 写真の紹介が遅れがちです。ごめんなさい。

2010年7月29日木曜日

長谷寺のアナベル(投稿)

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アジサイ  東慶寺

eokunoさんからアナベルの写真を送っていただきました。
大輪の、視線を一斉に浴びるような姿が印象的ですよね。
長谷寺の石塔の渋さを背景にしているので
華やかさがより引き立ちますね。

2010年7月28日水曜日

龍隠庵のヒメヒオウギズイセン

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ヒメヒオウギズイセン  龍隠庵(円覚寺)

ヒメヒオウギズイセンもそろそろ花期は終わりでしょうか。
龍隠庵の石段脇で背を伸ばしていた花に見惚れてしまいました。
群落が基本の花、というイメージですが、
1株だけの姿もまた良いですね。

2010年7月27日火曜日

大巧寺のニワフジ

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ニワフジ  大巧寺

大巧寺のニワフジです。
少し引き気味ですので、花の形がわかりにくいでしょうが、
チョウがはばたくようなとても美しい花弁を持ちます。
フジの名前が付いていますが、とても小振りで華やかさとは
少し縁遠いところが良い感じです。

2010年7月25日日曜日

山ノ内のギボウシ

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ギボウシ  龍隠庵(円覚寺)

ギボウシは江戸時代から園芸品種として人気が高く、
積極的にかけ合わせて多くの品種が作られました。
その人気はかのシーボルトにも届き、
彼によってヨーロッパに持ちこまれた花から、
さらに多くの園芸品種が作られました。

2010年7月24日土曜日

龍隠庵のギボウシ

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ギボウシ  龍隠庵(円覚寺)

円覚寺の龍隠庵へ向かう石段脇にひっそりとギボウシが咲いていました。
いまが盛りのギボウシですが、数輪だけの、楚々としたふんいきもまた
捨てがたい感じです。

2010年7月23日金曜日

東慶寺のアジサイ(投稿)

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アジサイ  東慶寺

来月の中旬くらいからはタマアジサイを楽しめますが、
ガクアジサイやヤマアジサイはそろそろ終わりですね。
そんななか、暑さに少し色褪せたようにもも見える東慶寺のアジサイを
teruさんがアップしてくださいました。

teruさんのコメント
真夏の鎌倉は静かなのでは?と思ったら大間違い。梅雨明けした3連休の日曜日、海水浴客で鎌倉駅はごった返していました。でも、人出が少なめな北鎌倉ではゆっくり散策することができました。東慶寺では桔梗が咲き出しているなか、まだがんばっている紫陽花がありました。今年はこれで見納めでしょうか。(7/22)

2010年7月22日木曜日

黄梅院のクチナシ

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クチナシ  黄梅院(円覚寺)

「ジャスミンのような」という学名を持つクチナシは、その名のとおり、
濃厚な芳香を漂わせます。時間ともに黄色へと変色するので、
ひとつの株で2つの花色を楽しめるところもいいですね。

2010年7月21日水曜日

居士林のオカトラノオ

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オカトラノオ  居士林(円覚寺)

円覚寺の居士林でオカトラノオが控えめに花をつけていました。
トラ尾っぽという勇猛な名前とは裏腹に、白い清楚な花をつけるところがいいですね。
花期は6月から7月。シーズンもそろそろ終わりでしょうか。

2010年7月20日火曜日

鎌倉バブル

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人力車  扇ガ谷界隈

最近、某雑誌に「鎌倉バブルがやってきた」という記事が載っていましたね。なんでもすごい観光客の数で、どのお店も満員電車のような人混みとか。花の季節としては、春ほどではないにしても、緑陰をもとめて訪れる人が多いとは思いますが、大きな目的はやはり買い物と食べものなんでしょうか。もちろん定番のコースもいいですが、寺社をめぐりながら小さな小径を見つけて、ゆったりと花や緑を楽しんでほしいものです。でも連日の猛暑ですから熱射病には気をつけて! この暑さはたまりませんが、本物の夏というのはこれからほんの2週間くらいのような気がします。勢いのある太陽も、8月にはもう秋のきざしを感じさせるようになりますし。日本の夏は熱帯だといわれ、いつまでも蒸し暑かったりしますが、私は逆に、最近、夏の短さをすごく感じてしまいます。なんとなく見過ごしてきた「真夏らしさ」を、大切に味わいたいと思います。

Aurora

円覚寺のビヨウヤナギ

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ビヨウヤナギ  円覚寺

18世紀初頭に中国から渡来した園芸用の植物で、
彼の地では金糸桃と呼ばれるようです。
オトギリソウ、キンシバイ、それを少し大型にしたヒペリカム・ヒドコート、
ビヨウヤナギなど、鎌倉の7月はオトギリソウ科の花を数多く楽しめます。
数年前から住宅地でも良く目につくようになりましたね。

2010年7月19日月曜日

収玄寺のヤブカンゾウ

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ヤブカンゾウ  収玄寺

ノカンゾウやヤブカンゾウ、ヒメヒオウギズイセンなどの緋色が
鎌倉の寺社でよく目につくようになりました。
ノカンゾウのヤエがヤブカンゾウですが、ヤブカンゾウはずいぶん野趣に
あふれています。花弁の付き方の野放図なところがそう見せるのでしょうか。
近寄ってみると意外に繊細な様子を見せます。

2010年7月18日日曜日

坂の下のランタナ

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ランタナ  坂の下界隈

小さな花の集合体(花序)がさまざまな色に変化する様子を指して
「七変化」とも呼ばれるランタナです。この花はなぜかピントが
しっかり来ないのでマニュアル・フォーカスで撮ることが多いのですが、
それでもいまひとつしっくりときません。(苦笑)

鎌倉では花色の変化しない品種もあっていろいろ楽しめますが、
実はきわめて繁殖力が強く、世界に知られた有害植物でもあります。

2010年7月17日土曜日

大巧寺のアガパンサス

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アガパンサス  大巧寺

ムラサキクンシランとも呼ばれるアガパンサスです。
暑い時期の花という印象ですが、鎌倉ではすでに盛りを過ぎたでしょうか。
花名は「愛(agape)」と「花(anthos)」を組み合わせてできたもので、
南アフリカの原産です。群落をみると涼しげなふんいきをかもし出すところが
暑い国で愛されたのかもしれませんね。17世紀にイギリスに持ちこまれ、
日本には19世紀末に紹介されました。

2010年7月16日金曜日

大巧寺のオオボオウシバナ

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オオボウシバナ  大巧寺

ツユクサの園芸品種であるオオボウシバナです。見た目はツユクサそのものですが、
花冠は5cm、草丈は1m近くにもなります。アオバナの名前の方がポピュラーでしょうか。
江戸時代から染料の原料として栽培されてきましたが、とくに京友禅に下絵に用いられる
ことで知られています。

2010年7月15日木曜日

小町界隈のムクゲ(投稿)

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ムクゲ  小町界隈

teruさんからムクゲの投稿がありました。
夏の盛りを迎え、ムクゲやフヨウが勢いを増す季節となりましたね。

teruさんのコメント
横須賀線の線路近くのお宅で見かけた木槿です。きれいに手入れされたお庭に、季節を感じさせる花々が咲いていました。(7/14)

2010年7月14日水曜日

鶴岡八幡宮のハス(4)

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ハス  鶴岡八幡宮

ハスは風土記に出てくるくらいですから、8世紀頃には日本に定着していたようですね。
でも、現在のような大振りの花をつける品種は、
江戸時代に中国を経由して日本に持ちこまれました。
かなり人気があったようで、新品種作りが盛んに行われたとのことです。

鶴岡八幡宮の源平池は、元は水田だったとのこと。
北条政子が源頼朝の戦での勝利を祈願して作らせたことはわかっていますが、
池に浮かぶ島の数やハスについてはいろいろな説があるようです。

2010年7月13日火曜日

鶴岡八幡宮のハス(3)

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ハス  鶴岡八幡宮

ハスは紅花が基本とのこと。白花は園芸品種なんですね。

ハスは昔から食用とされてきました。
でも、生食はされなかっただろうなと思ったら、されていたんですね。
熟す前のハスの実は甘いのだそうです。
また、昔はあらゆる部位が薬用ともなりました。

2010年7月12日月曜日

鶴岡八幡宮のハス(2)

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ハス  鶴岡八幡宮

ハスには多くの別称がありますが、そのひとつに芙蓉があります。
この名称は、今日の芙蓉よりも先に名づけられたようです。
中国ではネムノキもまた芙蓉と呼ばれたようですが、
そうなると「芙蓉」という言葉自体に特別の意味があるように思えます。
調べてみると、芙蓉には「美しい形」という意味があって、
たとえば芙蓉峰とは富士山を意味します。
ハスから芙蓉の話になってしまいましたが、花の名は奥が深いですね。

2010年7月11日日曜日

鶴岡八幡宮のハス(1)

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ハス  鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮の源氏池、平家池のハスが全開です。
かつて源氏池は白花、平家池は紅花が咲いていましたが
いまは渾然一体ですね。種子が飛んでしまうのでしょうか。
今週は数回に分けてハスの話を書いてみようと思います。

2010年7月10日土曜日

海蔵寺脇の小径

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海蔵寺脇の小径  

海蔵寺の、向かって右側の小径タイムスリップしたような
異なる空気が漂っているように感じることがあります。
自転車が置かれただけのどうということのない風景に惹かれて
シャッターを切りました。

2010年7月9日金曜日

英勝寺のヒメヒオウギズイセン

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ヒメヒオウギズイセン  英勝寺

ヒメヒオウギズイセンは夏の英勝寺の境内で多く見ます。
日陰に鮮やかな朱が点在して境内のアクセントになっているようです。

モントブレチアとも呼ばれるヒメヒオウギズイセンは
ヒオウギズイセンとヒメトウショウブの交配種で
夏の真っ盛りに暑さをはね返して長く咲き続け、
目を楽しませてくれます。

2010年7月8日木曜日

海蔵寺のナツツバキ

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ナツツバキ  海蔵寺

海蔵寺でナツツバキを見ました。
光則寺には花弁の1枚だけに班が付くナツツバキがあるのですが、
海蔵寺のナツツバキも若竹色の班があります。
ナツツバキにそのような特徴があるとは書かれていないので
もしかするとお寺どうしで株分けをしているのかもしれませんね。

ナツツバキはツバキの仲間ではありますが、
ナツツバキ属という別のグループです。
葉に光沢はなく、朝に咲いて夕べに落ちる一日花です。
どことなく儚げなのはそのせいでしょうか。
先の光則寺では娑羅樹(シャラノキ)と、洒落た呼び方をしています。

2010年7月7日水曜日

英勝寺のハス

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ハス  英勝寺

ハスの開花に合わせて出かけるためには早朝5時頃に起きて準備をし、
7時には現地に着いていないとダメなので、ついつい撮影は
先送りになってしまいます。

ハスの名は、果実(蓮根)がハチの巣の形状をしていることから
「蜂巣(はちす)」と名づけられたものに由来します。
外来種か自生種かという点については諸説あるようです。

2010年7月6日火曜日

雪ノ下のオシロイバナ

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オシロイバナ  雪ノ下界隈

夕方に花開くオシロイバナは地味ですが、甘い香りが魅力的です。
花に見えるのは融合したがく片で、花弁はありません。
写真は浄光明寺から鎌倉駅に向かう途中に見かけたものです。
午後4時頃だったので萼(がく)を開いたばかりでしょうか。

オシロイバナは江戸時代に中国経由で大量に入って来た花のひとつで、
名付け親は本草学者で儒学者の貝原益軒。彼は自著『大和本草』に
この名を記載しています。ただし「白粉花」という名前を紹介するにとどまります。
その後に発刊された『和漢三才図会』では、
花後にできる黒い実のなかにある胚乳を潰すと白い粉が出てきて
これをおしろい代わりに使ったのが名の由来と、正しく記されています。

オシロイバナは一般に夕方咲くことになっていますが、
秋になると気温に反応するのか、開花は早まります。
ひとつの株に異なる色の花を付けたり、それらが交雑して
半分ずつ違う色の花を付けたり、夜に雄しべと雌しべが
曲がり始めて自家受粉したり、草本なのに太い茎を
持つなど、なかなかにユニークな花です。

2010年7月5日月曜日

英勝寺のアジサイ

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セイヨウアジサイ  英勝寺

セイヨウアジサイもそろそろ盛りを終える頃ですが、
鎌倉では遅咲きもあり、株は減っていくものの月末近くまで楽しめます。
写真は英勝寺のもの。こちらの境内ではまだまだ元気に咲いていました。

アジサイという和名は「藍色の集まり」を意味する
「あづさヰ/あぢさヰ」が由来とされます。
ちなみに「紫陽花」は漢語由来ですが、
これは別の花を指したもののようです。

2010年7月4日日曜日

扇ガ谷のハギ

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ハギ  扇ガ谷界隈

海蔵寺近くの民家にある比較的大きなハギに花がついていました。
ピークには枝全体を飾りますが、いまはまだ咲きはじめ。
そこで花のアップにとどめました。

鎌倉で夏咲きのハギと言えばミヤギノハギでしょうか。
お分かりの方はお教えください。

浄光明寺のタイサンボク

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タイサンボク  浄光明寺

タイサンボクは巨木が多く、先日も妙法寺で特別に撮影させていただいたのですが、
望遠レンズを使ってもディテールは望むべくもなし。
昨日は夕刻に浄光明寺近くを通ったので境内へ。
そこには直径が30cmに迫る、見事な花がいくつも咲いていました。

タイサンボクは学名を Magnolia grandiflora と言ってモクレン科の仲間です。
モクレンやコブシなどを配下に持つ大親分のふんいきですね。
北米の原産ですが、しべの感じは仏の座といった感じでお寺によく似合います。

2010年7月3日土曜日

大船植物園のハナショウブ

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ハナショウブ  大船植物園

ハナショウブの学名は Iris ensata 。Irisにはギリシャ語で「虹」の
意味があります。ゼウスにはヘラという妻がいて、彼女にはイリスという
侍女がいました。イリスはヘラから7色の花飾りをもらったことから
「虹の女神」となったとされます。ハナショウブにさまざまな色合いが
あることを、そのような神話に喩えたのでしょうね。
ensata は「剣の形をした」という意味で、花弁の形状を表しています。

よく間違えられるアヤメ、カキツバタという仲間のなかではもっとも
カラーバリエーションの多いハナショウブです。
いろいろな色調がありますが白はやはり楚々としていいですね。
花はそろそろ見納めでしょうか。

大船植物園のベニチョウジ

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ベニチョウジ  大船植物園

学名を Cuphea ignea と言い、igenaには「火のような」という
意味があります。別名のタバコソウという和名を知れば、その由来が
よくわかりますよね。

原産地は熱帯ですが、結構寒さにも強く、亜熱帯のハワイでは
標高数百メートルの高原でも見られます。

2010年7月2日金曜日

大船植物園のウツボカズラ

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ウツボカズラ  大船植物園

植物園では定番とも言えるもののひつにウツボカズラがあります。
東京の夢の島植物園にもコーナーが設けられていますが、
大船植物園では片隅でひっそりとという感じです。
でも、そのさりげなさが良かったりします。

袋のなかに虫を閉じこめ、溶かしてその栄養分を糧にするという
印象のあるウツボカズラですが、実際は消化液というほどの能力はなく、
液中の細菌の消化能力に助けられているのが実体です。
上蓋のような葉も実際に閉じることはなく、
主な目的は雨よけ。袋のなかの消火液が薄まるのを防ぎます。
この消火液も袋が大きくなって開く前であれば飲用にすることもできます。
意外にアバウトな感じですね。

2010年7月1日木曜日

大船植物園のアメリカデイゴ

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アメリカデイゴ  大船植物園
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アメリカデイゴ  大船植物園

大船植物園の鑑賞温室前ではアメリカデイゴが鈴なりに花をつけています。
写真撮影でなかなかうまく出せない色のひとつがマゼンタですが、
アメリカデイゴの「朱」はとてもきれいに出るので
好んで被写体にしています。

写真とは関係ありませんが、初春にたっぷりの和を感じさせる
枝垂れ梅のコーナーはジャングルのようにうっそうと葉をつけていて
この葉の下にあの優雅な枝が隠れているとは到底思えませんでした。(笑)
足元には熟した梅の実が落ちていて、桃のようなとてもよい香りが…。
青梅はシアン化ナトリウム(青酸ナトリウム)という毒素があって
危険ですが、熟果は問題がないのでちょっと口に含んでみました。
すると、香りとは裏腹に結構な酸味がありました。