2011年2月28日月曜日

大巧寺のオウバイ

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オウバイ  大巧寺

2月18日にジオンさんが投稿してくださったのは
ウメの一品種であるオウバイですからバラ科ということになります。
写真は名前こそ同じですが、モクセイ科ソケイ属のオウバイです。
中国原産で江戸時代に紹介されたとき、その形がウメに似ていることから
オウバイ(黄梅)の名が付きました。

ソケイというのはジャスミンのことですが、
残念ながらオウバイにはっきりとした香りはありません。
良く似たウンナンオウバイは葉のあとに花をつけますが、
本種は先に花をつけます。

2011年2月27日日曜日

明月院のレンテンローズ

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クリスマスローズ  明月院

クリスマスローズはときにレンテンローズとも呼ばれ、
呼び名の違いが紛らわしい花のひとつです。

クリスマスローズとはクリスマスの頃に咲く品種のことで、
ニゲル(ノイガー)が原種です。この時期(2~3月)に咲く
ものはオリエンタリスが原種です。西欧文化には四旬節(レント)
という宗教的な習慣があり、これがレンテンローズという
通称となりました。いずれもキリスト教文化に基づくものですから、
それぞれを分けて呼べばよいのですが、日本では総称して
クリスマスローズと呼ばれます。

この花も本来はレンテンローズと呼ぶべき花なのです。
ニゲルは白花が基本で、まれにピンクがある程度。
これに対し、オリエンタリスは白、ピンク、赤、紫など
さまざまな色合いがあるのが特徴です。

2011年2月26日土曜日

明月院のウメ

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白梅と紅梅  明月院

明月院の境内奥に開山堂があり、
白梅と紅梅が花をつけています。
少し奥まったところにあるせいか
訪れる人も少なくメジロが花蜜を吸いに
やって来たりしていました。

開山堂の紅梅は色味が濃く、白梅との
取り合わせがとても鮮やかです。

2011年2月25日金曜日

東慶寺のウメ(投稿)

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白梅  東慶寺

tomoさんより東慶寺の鐘楼前にある白梅の写真を送っていただきました。
鐘楼前では四季折々の花を楽しめるのですが、看板などのせいで
撮影位置は限られます。
tomoさんはぐっと近寄って被写体を切り取ったのが良い結果を
もたらしたようです。ウメの花びらや樹皮の様子がわかりますし、
鐘楼のレリーフもきちんと写し撮られています。
白と黒の対比もいいですね。


tomoさんのコメント
東慶寺の鐘楼の前の白梅です。

2011年2月24日木曜日

東慶寺のミツマタ

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ミツマタ  東慶寺

降雪のあった日の東慶寺で白を背景に白い蕾のミツマタを撮ってみました。
ミツマタは冬の長く寒い季節を蕾のまま過ごしますが、
注意深く観察すると次第に緑色に変色していくのがわかります。
写真では少しわかりにくいでしょうが、どの蕾も白い繊毛のなかに
緑色の部分が増えていました。

ミツマタの開花は来月。
まだ寒さの残る2月ですが、日中はずいぶん暖かくなりました。
東慶寺には黄色花の他に赤花もありますので
間もなく両方の色味を楽しめることでしょう。

2011年2月23日水曜日

雪景色(6)

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本堂と庭園  明月院

いつも違う色に染まる本堂の壁面がこの日はサーモンピンク色に
怪しく浮き上がっていました。円窓の奥には純白の雪と白梅が
日差しに晒され、星のように瞬いていました。

2011年2月22日火曜日

雪景色(5)

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冬の日差しと湯気  東慶寺

はっきりとしない空模様のなか、
東慶寺の境内に入ると、
突然雲が晴れて太陽が照りつけました。
すると、樹木の表面から少しずつ湯気が…。
残雪との対比が気に入りました。

2011年2月21日月曜日

雪景色(4)

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残雪  円覚寺

昨日と同じ、円覚寺の一画です。
陽が高く昇ると雪はすぐに溶けはじめました。
滴が一斉に屋根を落ちるときの音が一帯に鳴り響き、
冬から春へのセレモニーのように思えました。

光則寺のツバキ

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初雁(ツバキ)  光則寺

光則寺ではヤブツバキ以外も次々と花をつけています。
いまは全体の6分咲きというところでしょうか。
写真は昭和侘助(初雁)です。
かつては数寄屋と呼ばれていたのですが、
今日数寄屋と呼ばれている品種とは異なります。
なんとも紛らわしいですね。
この他にも雪中花などの名前を持ちます。

この時期の侘助は香りの良いことと、ピンクの斑が入るのが特徴です。

2011年2月20日日曜日

宝戒寺のウメ(投稿)

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枝垂れ梅  宝戒寺

tomoさんから今度は宝戒寺の枝垂れ梅の写真をいただきました。
ハギやヒガンバナ、フヨウなどで知られる宝戒寺は、
初春の枝垂れ梅も人気があります。
本堂の前の左脇に大きく枝を広げて垂れ下がる様は
圧巻のひとことです。
あと少しするとアンズの木も花をつけるので両方を楽しめます。


tomoさんのコメント
宝戒寺の本堂を背景にした枝垂れ梅です。

雪景色(3)

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残雪  居士林(円覚寺)

束の間の降雪ですが、朝の一時、雪は鎌倉一帯を白く覆いつくしました。
写真は、すでに陽が高く昇り、少しずつ雪が溶け始めている10時頃の円覚寺です。
北国の出身ですので、雪景色を見ているとどこか心が落ち着きます。

2011年2月19日土曜日

東慶寺のマンサク(投稿)

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マンサク  東慶寺

ジオンさんから東慶寺のマンサクの写真をいただきました。
奇しくもtomoさんと同じ被写体です。
ジオンさんの場合は背景に少し離れた本堂の黒塀を選んだところが
よいふんいきをかもし出していると思いました。花と塀の間の
空気感が良いですよね。この工夫が、これまでとは異なるマンサクを
表現できたように思えます。


ジオンさんのコメント
書院前では、万作が見頃を迎え、黒塀が丁度、
万作の引き立て役にひと役かっています。

雪景色(2)

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白梅とメジロ  円覚寺

降雪の日、人のまだ少ない境内にはかなりの数のメジロがいました。
雪をものともせず、ひたすらウメの蜜を吸い続けます。
人に対してあまり用心深くないこともあって
ウメやサクラの季節には恰好の被写体となります。

2011年2月18日金曜日

瑞泉寺のオウバイ(投稿)

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オウバイ  瑞泉寺

ジオンさんより瑞泉寺のオウバイの写真を送っていただきました。
このオウバイ(黄梅)は和名が同じことからモクセイ科のオウバイと
間違えられることが多いのですが、そちらは花がウメに似ていることから
名づけられたのに対し、本種はバラ科のウメそのものです。
ただし、本家のウメでありながら「オウバイ」の名は園芸品種として
付与されたものなので、和名として定着しているとは言いがたい側面もあります。

一般にウメは、野梅系、紅梅系、豊後系、杏系に大別され、本種はウメ本来の
形質を残した野梅系に属します。花弁が変化して細長くなり、反対にしべは
発達して長いこと、他のウメより芳香が強いこと、
枝にまばらにつくことなどが特徴です。
鎌倉では大船の龍宝寺でも見られます。


ジオンさんのコメント
市の天然記念物の「黄梅」です。同じ黄梅でも別名「迎春花」と
呼ばれている物がありますが、その黄梅とは全くの別物です。
蝋梅・白梅・紅梅とはまた違った趣があります。

海蔵寺のフクジュソウ

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フクジュソウ  海蔵寺
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フクジュソウ  海蔵寺

海蔵寺では雪のすき間からフクジュソウがいくつも顔を出していました。
この寒い時期にフクジュソウが花をつけるのには意外な理由があります。
野生のものは林の薄暗いなかに分布するため、
樹木が葉をつける前に花をつけ、より多くの日差しを
獲得しようとするのです。

花を注意深く観察すると、花冠はヒマワリのように
つねに太陽の方向に向いています。このようにして熱をため、
寒い冬という不利な環境を克服しています。

2011年2月17日木曜日

雪景色(1)

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白梅  山ノ内界隈

昨日(15日)は全国で降雪が見られたので、
少し早起きして北鎌倉界隈を歩きました。

気温の上昇が早く、午前9時頃には雪は溶け始め、
正午には大半が消えてしまいましたから
束の間の雪景色ではありましたが
何点かカメラに納めることができましたので
数回に分けてお伝えしようと思います。

最初は山ノ内界隈の白梅と雪をかぶった町の様子です。
白い花弁が見事に景色に融け込んでいるのが印象的でした。

大巧寺のヒマラヤユキノシタ

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ヒマラヤユキノシタ  大巧寺

大巧寺本堂の片隅でヒマラヤユキノシタが花をつけていました。
若宮大路側の山門脇の株はすでに花を落としていますし
ヒマラヤユキノシタの花期もそろそろ終わりなのでしょうね。
葉は変色しはじめ、花も少し寂しい感じですが、
それでも厳しい冬のこの時期にはとても鮮やかで目を惹きます。

ヒマラヤ原産のこの花は寒さだけでなく、
日差しの少なさをも克服できる力強さがあります。
今年は花のピークを見逃してしまいましたが
来年までの楽しみにしたいと思います。

2011年2月16日水曜日

東慶寺のマンサク(投稿)

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マンサク  東慶寺

tomoさんより東慶寺の境内に入ってすぐのところにある
マンサクの木の写真をいただきました。
板塀の黒を背景に黄色の花が目に鮮やかです。

今年は例年に比べ、ずいぶん多くの花をつけているように見えます。
花期はそれほど長くないので、ご覧になりたい方はお早めに!


tomoさんのコメント
東慶寺に咲くマンサクです。ここは、黒塀とのコントラストが美しいです。

2011年2月15日火曜日

光則寺のツバキ

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数寄屋侘助  光則寺

本格的なツバキの季節にはあと少しですが、
光則寺では全体の3分の1ほどのツバキが咲きはじめました。
侘助のなかでも比較的小振りな数寄屋もそのひとつです。

侘助椿は古典ツバキのなかでも代表的な品種のひとつで、
数寄屋のほかにも初雁や有楽、胡蝶侘助、白侘助など
よく知られた園芸品種があります。

侘助(わびすけ)の名の由来は、茶の花として
わびさびを感じさせるものから来ているようですが、
「助」の文字は語呂合わせとしての説のほか、
「わびを感じさせる数寄屋の品種」という意味合いもありそうです。

2011年2月14日月曜日

収玄寺のウメ

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紅梅  収玄寺

収玄寺の紅梅が盛りを迎えました。
濃いピンクの花は近くで見ると、また違った表情を見せます。

中国原産のウメは奈良時代に持ちこまれ、
以降、日本の文化にとっても欠かせぬ存在となっていることは
改めてお話しするまでもありませんね。
当初(奈良時代)は白梅に人気があったのですが、
平安時代に入ると紅梅の人気が高まったとされます。
ちなみに、梅干しを作るのは一般に白梅からです。
この梅の実の収穫をする頃に雨が降ることから
梅雨(つゆ)の名がついたと言われます。

2011年2月13日日曜日

円覚寺のウメ(投稿)

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ウメ  円覚寺

tomoさんより雪の鎌倉の写真を送っていただきました。
円覚寺の仏殿脇にある選仏場の梅の木です。
わたしもちょうど1年前に雪をかぶったこの木に
メジロがとまっているのを撮ったことがあるので
思い出深いシーンです。

白梅にかぶった雪と、ウメの花の白がなんとも
言えないふんいきをかもし出していますね。
モノトーンに近い色味は冬の寒さを感じさせます。


tomoさんのコメント
雪をかぶった、白梅と選仏場の茅葺き屋根です。

極楽寺のスイセン

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キスイセン  極楽寺界隈

フサザキスイセンのなかでは比較的遅咲きのキスイセンを
多く見かけるようになりました。
サイズはニホンズイセンとほぼ同じです。
これから増える園芸品種はどれも大型のものばかりで、
それらと比べると、もっとも小型の部類でしょうか。
でも香りの良さでは引けを取りません。

キスイセンは白色のニホンズイセンよりも存在感が強く、
前後して咲きはじめるマンサクやサンシュユなどの黄色い花は
春が近いことを教えてくれます。

2011年2月12日土曜日

成就院のハボタン

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ハボタン  成就院

成就院をはじめ、町のそこかしこでハボタンが見られるようになりました。

ハボタンは葉の作りがボタンの花のように見えることに由来しますが、
人によってはキャベツのようにも見えます。そのように見えた人が
名づけ親なのかどうかは知る由もありませんが、ハナキャベツという
名称も持っています。ハボタンは色も多彩ですが、暖冬だと鮮やかさを
失うというおもしろい性質があります。

2011年2月11日金曜日

極楽寺のオニドコロ

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オニドコロ  極楽寺界隈

極楽寺の山沿いのあちこちにオニドコロがぶら下がっています。
葉のように見えるのは実のはぜたあとの姿です。

名前の由来は、地下にできる根茎を「凝(とこり)」と呼んだことから。
ヒゲのある根を野に存在する老人に喩えて「野老(トコロ)」
と呼ぶようになったと言われます。
また、ヤマイモの仲間のなかではもっとも葉が大きいことを
「鬼」に見立てたようです。

見た目がそっくりの仲間に、ヒメドコロ、タチドコロ、ヤマノイモなどがあります。

2011年2月10日木曜日

冬の光景(2)

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古民家  極楽寺界隈

ちょっとした店の佇まいに
視線を吸い寄せられることがあります。
極楽寺駅のすぐそばにある写真のお店も
そんな雰囲気をかもし出していました。
昭和の高度成長時代を迎える前の、
まだすべてが肯定的に捉えられて
いた時代を束の間、思い起こしました。

2011年2月9日水曜日

荏柄天神社のウメ(投稿)

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ウメ  荏柄天神社

tomoさんよりもう1点、荏柄天神社の境内に枝を広げる紅梅の写真をいただきました。
朱色に塗られた本堂の軒の色味と、紅いウメが華やかな世界を作り出しています。
白梅の清楚さに対し、紅梅の華やかさというのは通俗的かもしれませんが、
目に飛び込んできた印象はそんな感じではないでしょうか。

※tomoさんからのコメントはありません。

2011年2月8日火曜日

浄妙寺のウメ(投稿)

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ウメ  浄妙寺

tomoさんより浄妙寺の境内を美しく飾るウメの写真を送っていただきました。
ウメもそろそろ満開と言ってよいですね。
ピークは今月いっぱい続くのではないでしょうか。
手前に枝を広げる白梅と、山門奥の木々に当たる柔らかな陽光が印象的です。

※tomoさんからのコメントはありません。

坂の下のジンチョウゲ

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ジンチョウゲ  坂の下界隈
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ジンチョウゲ  長谷界隈

ジンチョウゲのつぼみが膨らみはじめました。スイセンやロウバイの終わる頃、
ジンチョウゲの強い芳香が辺りに漂いはじめるのももうじきですね。

この植物は中国南部から台湾にかけてが原産で、日本には室町以前に導入され、
庭木として愛でられたと言われます。
ジンチョウゲは雌雄異株ですが、日本で見られるのはほぼすべて雄株です。
したがって日本では挿し木で繁殖させます。
雌株がまったくないということはなく、
6月頃にどこかで丸く赤い実をつけるので、いつか見たいものです。

2011年2月7日月曜日

極楽寺のツルニチニチソウ

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ツルニチニチソウ  極楽寺界隈

お寺ではなく、町名としての極楽寺の話題です。
極楽寺は花の多い地域として知られていますが、
いまはまだ2月初旬。それほど多くの花とは巡り会えません。
それでも日差しのたっぷりとあたるところでは
いくつもの花が見られます。
ツルニチニチソウもそのひとつですが、
勢いよくツルを伸ばすのはまだこれから、
いまは地面に近いところに少しだけ顔を出していました。

お寺の方の極楽寺はただいま屋根の葺き替え真っ最中。
境内の両端には新しいカヤが山のように積み上げられていました。

2011年2月6日日曜日

成就院のアヤメ

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アヤメ  成就院

成就院に早咲きのアヤメが咲いていました。
背は低く、少しでも抵抗を減らそうというのか、
花を水平に広げて寒風に耐えていました。

その傍らにはヒマラヤユキノシタもありました。
すでに花は終わっていましたが、咲き始めるのも終わるのも
少し早い気がします。

でも、この見切りの早さは成就院にふさわしい気もします。
有名なアジサイも、6月30日にはすべてばっさりと切り落としてしまいます。
鎌倉市内でいちばん早いのではないでしょうか。

でもアヤメのシーズンはまだ先。これから少しずつ、
あでやかな花を増やしていってほしいものです。

2011年2月5日土曜日

冬の光景

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タイワンリス  光則寺

タイワンリスが光則寺の境内で枯葉の下に鼻を突っ込み、木の実を
探し出しては食べていました。

鎌倉の人であればだれでもタイワンリスに複雑な思いを持っています。
とめどなく繁殖し、庭の花をかじられたり、食べ物を盗まれたりした
経験のある人は少なくありません。

鎌倉にこの小動物が多いのは、いまから60年ほど前に江ノ島植物園で
飼育していた数十匹が逃げ出したのがきっかけです。在来のリスと競合する
ことが多くなり、野鳥のタマゴを食べたり、電線をかじるなど、影響は
小さくありません。

観光客には人気のタイワンリスですが、この先、間引きなどの強制的な
手段を取られる可能性がありそうです。

長谷のサクラソウ

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サクラソウ  長谷界隈

今日は珍しくうららかな日よりでしたね。
鎌倉にはいつにも増して多くの修学旅行生でにぎわっていました。
花はいまがボトムというところでしょうか。
それでもスイセンを中心にウメやロウバイ、ボケなど、
香りを楽しめる花を町の各所で楽しめます。

サクラソウはあまり日差しの当たらない庇の下で
1輪だけがひっそりと咲いていました。
花のピークはまだ先ですが、野生のサクラソウも
この頃からボツボツと咲き始めます。

2011年2月4日金曜日

小町のイソギク

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イソギク  小町界隈

花期もそろそろ終わりのイソギクですが、
まだ市内のところどころで見られます。
日本原産のイソギクは海岸の岩場などに自生する植物ですが、
鎌倉では鉢植えの形で見られることが多い気がします。
葉の白い縁取りが醸し出す美しさを楽しむ人が多いのでしょうね。
この縁取りの正体は葉裏に生えた白い繊毛で、
これが葉表に回り込んで縁取りするため、
くっきりとした印象を与えます。
斑入りなど、園芸品種も少なくありませんが、
野生種のきりりとした様子が個人的には好みです。

2011年2月3日木曜日

長谷のパンジー

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パンジー  長谷界隈

どこでも見られるパンジーやビオラですが、
長谷の、とあるところでは木にぶら下げられた鉢のなかにありました。
見下ろすことしかない花を目線で観賞すると
また違った風情があるようにも思えます。

四季を通じて見られる花ですが、枯れ木が花をつけたように
そこだけがぱっと明るい演出がいいなと思いました。

2011年2月2日水曜日

宝戒寺のスイセン

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ニホンズイセン  宝戒寺

鎌倉で八重のニホンズイセンを見ることが多くなりました。
でも八重咲きは一重に比べるとまだ少ないので認知度はイマイチ。
「変なスイセン」と決めて納得している人も少なからずいます。

ちなみに、「ニホン」の名がついていますが、原産地は中国。
鎌倉時代かそれより前に中国から到来したとされます。
原種の学名は当然同じですが、あちらは一般にシナズイセンと呼ばれます。

2011年2月1日火曜日

雪の下のアリッサム

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アリッサム  雪の下界隈

アリッサム(ニワナズナ)は寺社ではあまり見かけませんが、
鎌倉の家庭の庭先ではよく見かける花のひとつです。
注意深く観察するとピンクの花色を見つけることもありますが、
スイートアリッサムと特別に呼ばれる白花が突出して多いようです。
スイートと呼ばれる由来ともなった甘い芳香は、控えめながらも
冬の鎌倉に欠かせないもののひとつとなっているのではないでしょうか。