2010年11月4日木曜日

大巧寺のキンミズヒキ

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キンミズヒキ  大巧寺

外観が似ているというだけでミズヒキの名を付けられたものの、
元祖ミズヒキとは縁もゆかりもないキンミズヒキは、
外観さえもあまり似ていると言いがたい、という素朴な疑問があります。
鎌倉ではあまり群生したところを見ないので
1株1株がひょろっと伸びるさまをミズヒキに喩えたかったかもしれないですね。

果実は爪があって服に付きやすく、ヒッツキグサと呼ばれることの方が多いような…。
バラ科のキンミズヒキには薬用効果があってさまざまな医療分野で利用されています。

浄光明寺のホトトギス

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タイワンホトトギス  浄光明寺

ホトトギスは鎌倉各地でいまが盛りと咲き乱れていますね。
浄光明寺でもそれは同じなのですが、植栽がとても控えめで
その一画だけ静寂が支配する別の世界が存在するように思えます。

写真の花はおそらくタイワンホトトギスだと思います。
ホウジャクが長い口吻を萼の下部にある蜜腺に伸ばしていました。

2010年11月3日水曜日

松嶺院のミソハギ

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ミソハギ  松嶺院(円覚寺)

松嶺院のミソハギは花期が長く、ひとつの花序(房咲き)が終わると
別の花序が花開くというように、初秋からずっと花をつけています。

ミソハギというと草本のイメージですが、
松嶺院にあるのは高さ1mを超す小木。
種小名は同じですし、花も同じ形状ですが、
どのような違いがあるのでしょうね。

居士林のヒメツルソバ

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ヒメツルソバ  居士林(円覚寺)

居士林と寿徳庵の間の空き地では落ち葉焚きの煙を見ることもしばしば。
そしてヒメツルソバのカーペットとなっています。
マクロレンズで覗きこむと、どの花序にもひとつかふたつ
小さな花が咲いているのに気づきます。

2010年11月2日火曜日

扇ガ谷のゼラニウム

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ゼラニウム  扇ガ谷界隈

海蔵寺から緩やかな坂を下りて横須賀線の鉄橋と出会うところに
毎年ゼラニウムとコムラサキシキブが咲いています。
轟音のなかでけなげに咲き続ける数株のゼラニウムがいつも気になって
ついついレンズを向けてしまいます。

ゼラニウムとは正確にはフウロウソウ属のことを指しますが、
写真のゼラニウムはテンジクアオイ(ペラルゴニウム)属。
以前は両方ともゼラニウムと称していたため、
いまも区別なくこのように呼ばれることが多いようです。

2010年11月1日月曜日

扇ガ谷のチャノキ

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チャ(チャノキ)  扇ガ谷界隈

ツバキを小振りしたようなチャ(チャノキ)があちこちで花開きました。
ツバキ科ツバキ属の植物ですからツバキに良く似て当たり前ですが、
花弁は丸くすぼんだ感じで、しべの割合が多いのが特徴です。

鎌倉時代には武士社会で茶を飲む習慣が広がり、
花もまた茶花として利用されてきました。
そのような文化的背景もあってか、
町のそこかしこで目にします。

2010年10月31日日曜日

黄梅院のシュウメイギク (投稿)

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シュウメイギク  黄梅院(円覚寺)

louluさんからシュウメイギクの写真をいただきました。
群生する姿も美しいですが、
1輪だけの楚々としたたたずまいも良いものですね。
本来の花色は赤系だとされますが、
いまでは白も数多く見られます。


louluさんのコメント
黄梅院ではシュウメイギクが花盛りでした。
濃いピンクの八重のものもありました。

黄梅院のミカエリソウ

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ミカエリソウ  黄梅院(円覚寺)
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ミカエリソウ  東慶寺

葉で想像がつくように、ミカエリソウはシソ科の植物です。
花の美しさに思わず振り返って見るというのが名の由来ですが、
おそらくは花のひとつひとつではなく、
まとまった株の丹精な佇まいを指して付けられたように思えます。
シソ科のなかでは珍しい木本。ただし樹高は1mほどしかありません。
黄梅院でも東慶寺でも、控えめな場所取りが印象的でした。

2010年10月30日土曜日

松嶺院のダイモンジソウ(投稿)

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ダイモンジソウ  松嶺院(円覚寺)

louluさんからダイモンジソウの写真が届きました。
その形状が名の由来となったもので、シロバナが一般的です。
写真は園芸品種のアカバナダイモンジソウではないでしょうか。

ダイモンジソウはイワブキとも呼ばれます。
フキに似た葉をつけ、岩場に自生するのが理由ですが、
その名の通り、若い葉は食材としても知られます。

louluさんのコメント
渋い赤色が秋らしいですが、近くにピンク色のものもありました。

山ノ内のイヌタデ

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イヌタデ  山ノ内界隈

イヌタデの花を摘んで器に盛り、アカマンマと呼んだ記憶はありませんか?
日本各地によく見られる植物で、鎌倉でも例外ではありません。
住宅街の空き地や山の麓でふつうに見られます。

サクラタデのところにも書いたようにタデ科には花弁がなく、
萼がその代わりをしているので、色味の変化も少なく、
いつもピンク色をしているように見えます。

2010年10月29日金曜日

大巧寺のシュウメイギク

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シュウメイギク  大巧寺
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シュウメイギク  黄梅院(円覚寺)

シュウメイギクの季節となりましたね。
鎌倉では白花を中心にピンクや淡紅色の花が咲き乱れています。

シュウメイギクはキクの名前こそありますが、キンポウゲ科アネモネ属の
植物です。花に見えるのはがく片で、花(花冠)はありません。
寺社の花として好まれるのは、花の周囲に大きな葉がなく、
すっきりとした形をしているからでしょうか。

黄梅院のシュウメイギク

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シュウメイギク  黄梅院(円覚寺)

円覚寺黄梅院ではピンクのシュウメイギクが満開です。
この時期の赤系のシュウメイギクは八重が多い気がします。

アネモネの仲間だけあって花の作りは良く似ています。
中央の緑色部分は雄しべ、それを取り囲む黄色い部分は雌しべです。
花が終わると綿毛を作り、そのなかにある種子とともに飛ばします。

2010年10月28日木曜日

東慶寺のシロバナサクラタデ

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シロバナサクラタデ  東慶寺
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シロバナサクラタデ  東慶寺

louluさんの写真には松嶺院のシロバナサクラタデがありましたが、
東慶寺でも咲いています。写真は雄しべの発達した雄花。
雌花は中央の雌しべが雄しべよりも長くなります。

シロバナサクラタデはサクラタデと異なり、
花が全開しないのが特徴ですが、
花弁に見えるところは実は萼。
シロバナサクラタデに限らず、
タデの仲間は花弁が消失していて、
萼がその役割を果たします。

2010年10月27日水曜日

東慶寺のカシワバアジサイ

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カシワバアジサイ  東慶寺

初夏のアジサイの季節に咲くカシワバアジサイは、
穂状の花序を持つ、アジサイのなかでは少し変わった形状で知られます。
原産地は北米ですが、日本には明治時代に入って来ました。

カシワバアジサイは秋の紅葉も美しく、訪れる人を和ませてくれます。
葉の形を見るとわかるように、
カシワの葉に良く似ていることが和名の由来です。
グラデーションのついた葉の集合が、
タペストリーのような美しさをかもし出していますね。

2010年10月26日火曜日

松嶺院のシモバシラ

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シモバシラ  松嶺院(円覚寺)

松嶺院の片隅に植えられたシモバシラは、シソ科の植物です。
植物事典によれば草丈はせいぜい70cmほどだそうですが、
松嶺院にあるものは1mを超えます。
茎の片面にだけに花を縦につける様子がシモバシラのように見えるのが
名の由来だと思っていまいたが、冬が到来し、氷点下に下がったときに、
霜柱が茎を覆うというのが正しい由来でした。
花期は9月から10月までですから、そろそろ盛りを過ぎましたね。

2010年10月25日月曜日

宝戒寺のヒガンバナ

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ヒガンバナ  宝戒寺

10月になれば消えてしまうはずのヒガンバナが、
まだところによっては咲いています。
この夏の猛暑で花のサイクルが少し狂ってしまったのでしょうか。

白いヒガンバナ(シロバナマンジュシャゲ)は
赤いヒガンバナと黄色のショウキズイセンとの自然交配種。
赤と黄から白が生まれるというところがおもしろいですね。

2010年10月24日日曜日

松嶺院のトレニア(投稿)

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トレニア  松嶺院(円覚寺)

ロウルさんから松嶺院のトレニアの写真もいただきました。
ナツスミレとも呼ばれるように、ビオラのイメージが強いものの、
ゴマノハグサ科の植物です。ハナウリグサという名もありますが、
一般にはトレニアとしか呼ばれないようです。

louluさんのコメント
松嶺院のお遍路路出口近くの路沿いに咲いていました。
青色が浮き出るように綺麗でした。

松嶺院のトレニア

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トレニア  松嶺院(円覚寺)

鎌倉ではずいぶんトレニアを見ることが多くなりましたと以前に
書きましたが、肝腎の写真を掲載していませんでした。
今回、louluさんが投稿してくださったので、
同じ場所を少し高いところから俯瞰した写真をわたしの方からも
掲載させていただきました。

花は写真のような紫系が主流ですが、ピンクや白、赤色もそれなりに目にします。
黄色種もあるようですが、まだ見たことはありません。

2010年10月23日土曜日

松嶺院のワレモコウ(投稿)

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ワレモコウ  松嶺院(円覚寺)

louluさんから松嶺院のワレモコウの写真を送っていただきました。
(シロバナ)サクラタデがワレモコウの渋い赤を引き立てています。
外見からはイメージしにくいですが、ワレモコウはバラ科です。
学名には「血を吸収する」という意味がありますが、
これは根に止血効果のある成分が含まれていることに由来します。

和名の由来はさまざまで、控えめな姿に、「われもこうありたい」と
つけたとか、色味が微妙に変化するため、「吾も亦紅なると」という
高浜虚子の歌に由来するなど諸説ありますが、
モッコウバラの「木香」に、「日本の」を意味する「我」が付いたもの
というのが正しいようです。ただし香りはありません。

園芸植物としての人気も高く、
関東以西で栽培され、夏の終わりには収穫がはじまります。

louluさんのコメント
朝の光を受けてサクラダテが輝いていました。
手前にはワレモコウがあり、日本の秋を感じさせてくれました。
風の止むのを待って撮りました。

東慶寺のダンギク

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ダンギク  東慶寺

この時期の東慶寺ではダンギクを鑑賞できます。
キクの名前は付いていますが、
ランタナや、先に紹介したカリガネソウなどと同じクマツヅラ科の
植物なのですが、現在はシソ科に属するようです。
葉がキクに良く似ていることから名づけられたもので、
中国や日本では漢方薬の原料として用いられてきました。

今回は長球を持っていかなかったので、少し離れた位置からの撮影と
なってしまいました。レンズの重さを言い訳にしてはいけませんね。

2010年10月22日金曜日

東慶寺のタカサゴフヨウ

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タカサゴフヨウ  東慶寺

写真は東慶寺の山門脇に植えられたタカサゴフヨウです。
この名よりヤノネボンテンカという名前の方が知られているかもしれません。
ハイビスカスやフヨウと同じアオイ科の植物で、
小振りですが、形はよく似ています。
異なる点は寒さに強いこと。これから紅葉が始まるシーズンまで
アオイ科のトリを飾るように咲き続けます。

タカサゴフヨウは枝にまばらに花をつける小木ですが、
蕾は結構多く付いています。
これらの大半は開かぬままに一生を終えるものの、
蕾のなかで自家受粉し、子孫を残すことができます。
このような仕組みの花を閉鎖花と言います。

2010年10月21日木曜日

扇ガ谷のコムラサキシキブ

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コムラサキシキブ  扇ガ谷

コムラサキシキブはムラサキシキブの亜種と言われます。
ムラサキシキブは葉の先端3分の2ほどに鋸歯が見られるのに対し、
コムラサキシキブは2分の1程度であるとか、
ムラサキシキブの方が葉や実が大きく、枝が垂れると言われます。
ムラサキシキブは花が(おおよそ)葉腋から出るのに対し、
コムラサキシキブは葉腋より少し上から出るなどと言われます。

鎌倉の寺社はこうした識別には無関心なのか、
いずれもムラサキシキブと表示することが多いようです。

2010年10月20日水曜日

松嶺院のシロシキブ

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シロシキブ  松嶺院(円覚寺)

コムラサキシキブの白実種と言われますが、
ムラサキシキブの白実種もあります。
実の付き方に違いがあり、両者は分けて考えるべきかなとも思いますが、
もともとコムラサキシキブはムラサキシキブの亜種ですから、
いずれから派生したかはあまり問題はないのかもしれませんね。

秋の訪れ

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すじ雲  山ノ内界隈

頭上を見上げると雲が青空を分断するように走っていました。
すじ雲は秋を感じさせてくれます。
あとひと月もすると、木々が赤や黄に色づいてきますね。

2010年10月19日火曜日

東慶寺のコスモス

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コスモス  東慶寺

メキシコ原産のコスモスには「宇宙(の秩序)」という意味があります。
日本に到来したのは明治中期の頃。
いまではすっかり日本の秋の風景になじんでいます。
写真は東慶寺のもので、白花や暗赤色なども見られます。
花の群落を撮るのはむつかしいですが、
コスモスほど、群落の似合う花もまたありませんよね。